CAMP POPEYE

ちょっとやんちゃな大人のレザープロダクト「キャンプ ポパイ」

愛着を持って長く使えるものの条件飽きないデザイン、丈夫な縫製、手入れしやすい素材使うごとになじんでくる質感。そんな条件を満たす「CAMP POPEYE」のもの。

初めは新しい革も、使い込むことにより味わい深い色と艶が備わります。自分の大切な財布やバックがどんな風に変わっていくか楽しみでもあります。10年ほど前、西島さんは単身赴任をしていました。その頃、バイク仲間からの誘いで始めたのがレザークラフト。もともと手先が器用な西島さんは、革細工の面白さに夢中になりました。その当時、革細工の第一人者の門をたたいたほどでした。その後、通信教育と独学によりインストラクターの資格を取得したのです。

「シェリダンスタイル」のレザークラフト

革の表面に唐草模様や花などをデザインし専用のカッターでカットしていくのがレザークラフトです。もともとはカウボーイたちが身の回りの品や馬具にデザインを施したことで広まったそうです。その中の技法として「シェリダンスタイル」というデザインがあります。シェリダンスタイルは、初めと終わりのないデザインで、多くの花などを象っていきます。

今回、ご紹介する西島正夫さんは、このシェリダンスタイルのデザインを中心にしたレザークラフトを制作しています。

西島さんのデザインは使い勝手を重視。適当な大きさにカットした革に模様を施した後、それぞれ色や形に作り込んでいきます。今一番のお気に入りの模様が左のこれ。西島さんの作品は、迫力を備えながらもとても温かく優しさを感じる花のモチーフが使われたものが多くあります。

丁寧な手仕事

糊などを使わず、革ひもや太い専用の糸でパーツを組み合わせていくので丈夫に出来上がります。太い糸の両端に針を付け、返し縫をしながらひと針ひと針力いっぱい締めて行くのです。全て手作業のため、どれひとつと同じものはありません。ひとつひとつ丁寧な手作業で作り上げていきます。

革の製品のいいところ

革は、使い込めば使い込むほど色が濃くなり、艶が増していきます。それを手にした人の使い方に応じて様々に変化していきます。革は丈夫で何十年も使うことができます。これは、西島さんが10年前に作ったお財布。10年という年月を西島さんとともに重ねてきました。西島さんが、レザークラフトを始めた頃の作品ですので、愛着もひとしお。作品を多くの人に使ってもらうことが何よりの楽しみという西島さん。今まで、作った作品はほとんど知人にプレゼントしてしまいました。2011年、長年勤めた会社を定年退職し、工房を建てたことを期に、CAMP POPEYEを本格始動しました。

まがりや取材記 [2013 spring]

やっぱりレザークラフトはかっこいい。レザークラフトと一口に言っても様々あります。ハードなカットを施したもの。優しい花をモチーフにしたもの。革の風合いを生かしたシンプルなもの。 自分にあったものをゆっくりと選んでいきたいですね。革ってすごく優しい手触りで温かい。つい、無意味にすりすりしてしまうことも・・・ そこにあるだけでうれしくて、毎日、目にして毎日手にするものだから使いやすさと、好きっていう思いで選びます。

レザークラフト CAMP POPEYEのレビュー

レビューはまだありません。