全国放送のテレビ番組「遠くへ行きたい」で紹介された、岩手県陸前高田・きのこのSATOの「奇跡の生きくらげ」 もちろん岩手で育った純国産きくらげです。

潮風と気仙の風土が育んだ三陸気仙 奇跡の生きくらげ

岩手で育った純国産きくらげ。 黒く輝く宝石のようなきのこ「きくらげ」 2008年度の東京ビジネスサミットで大賞を受賞 表面がコリコリ、中がプルンプルンの食感で、刺身で食べても最高!

日本で流通しているきくらげのほとんどが、中国や台湾からの輸入品。国産のきくらげはほんの一握りほどです。 しかし、日本でもきくらげを栽培している生産者が岩手県にいます。 それが、岩手県陸前高田市「きのこのSATO販売」 元々しいたけの栽培を行い、肉厚で味が良いと定評のあった「きのこのSATO販売」でしたが、3年前から本格的にきくらげの栽培を始めました。 このきくらげを見た有名シェフ達は、肉厚、瑞々しさ、食感すべてにおいて感嘆の声を上げたといいます。

料理のプロ達の目に止まり、大評判に。

きくらげは、夏に育つきのこ。 平成19年岩手県でも猛暑を記録したこの年、「きのこのSATO販売」でも、暑さの為にしいたけが壊滅的な被害を受けました。 しかし、その傍らで、試験的に育てていたきくらげが元気に成育しているのに気がついたそうです。 高温多湿の環境がきくらげには適していたのです。

しいたけは、秋から冬にかけて成長する、きくらげは夏に成長する。自然の摂理に逆らわず生産しようと決めました。 その後、平成20年の冬、「東京ビッグショー」(日本最大の流通業界に最新情報を発信するプロ向けの専門展示会) に何気に、しいたけと一緒に乾燥させたきくらげを持っていったところ、料理のプロ達の目に止まり、大評判に。 その反応に驚き、これがチャンス!と生産量を増やすきっかけになりました。

きくらげが育つ環境をうまく見極め、丹念に管理

とはいうものの、きくらげが育つ高温多湿の環境は病原菌が発生する環境でもあります。 しかも、きくらげは他のキノコより栽培も流通も難しく、他のきのこよりリスクが高いのです。 国内では、きのこ類の栽培に農薬などを使用することを禁止しています。 そのことも国内できくらげの生産に繋がらなかった要因でもあります。

確かに国内できくらげを育てるのは簡単な事ではないのだけれど、きくらげの性質をうまく利用すれば、農薬を一切使用せずにそのリスクを回避する ことが可能だと、社長の佐藤さん。 佐藤さんはきくらげが育つ環境をうまく見極め、コントロールして、病原菌が発生しないように丹念に管理しているのです。

「きのこのSATO販売」のきくらげが評価されるわけ。

一般的にきのこを育てるときには機械で温度・湿度を管理し、ハウスの中は高温多湿のジメッとした空気がまとわりつき、きのこ独特の香りに包まれます。 しかし、「きのこのSATO販売」は、「自然は暑いときもあれば寒いときもある。きくらげはなるべく自然の環境で育てたい」と外の風が入ってくるように 入り口をオープンにし、加湿器で湿度調整まではしますが、できるだけ自然の状態で栽培していました。 ハウスは遮光ネットとミストの気化熱で自然と外より2・3度低い温度に保たれており、自然のきくらげが育つ梅雨の終わりの気候と同じだそうです。

どこよりも肉厚で、どこよりも食感がよく・・・それは、三陸の風が運んでくれるミネラルを含んだ海風のおかげ。 「きのこのSATO販売」は、すぐ目の前が海。きくらげが生育する夏場は海からの風が吹き込んできます。 風は海を渡ってくるので水分・塩分・ミネラルを豊富に含んでいて、その風がきくらげに良い影響を与え、他の地域で栽培されたきくらげより肉厚に育つのです。

不燃性食物繊維は、食品中第1位 鉄分は、レバーの2.5倍 カルシウムは牛乳と同等、ビタミンDも豊富です。

きのこのSATO株式会社のレビュー

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