宮城・塩釜 会心の干物[KAISHIN-NO-HIMONO]

東北を代表する港町・塩釜。魚屋・目利き20年のプロが、旨さで選んだ自信の極上品を焼くだけの状態でお届けします!!

宮城県・塩竃港。

ここはかつて「東洋一の港町」と言われた程、大きい漁港です。その朝は早く、港に船が入って魚を下ろし始めるのが3時半。まだ真っ暗で、朝なのか夜なのかも分からない時間から、海の仕事は始まります。次々と船から下ろされたまぐろが港に並べられていく様子はまさに壮観。その迫力と活気に、圧倒されます。

「海心」は、その塩竃漁港の中にあります。

社長の山野辺さんは、塩竃生まれ。港町で育ち、「塩竃の加工場が遊び場だった」と笑います。「もっと大勢の人に塩竃の美味しい魚を味わってほしい」という思いから、2009年10月に独立して会社を立ち上げました。「海心」の魚は、目利きのキャリア20年の山野辺さんが厳選したものだけです。もちろん、全て天然物。スーパーでは絶対に味わうことができない、魚の魅力に目覚めること間違いなし!の極上品です。味は基本的に魚の持つ旨みを引き出す藻塩・天然塩のみ。手間のかからないように「すぐ焼けるもの、すぐ煮れるもの」という状態でお届けします。

海心のツボ鯛の干物

この冬は数年に一度の当り年!!白身魚とは思えないジューシィな味わいが魅力!あまり馴染みのない魚かもしれませんが、その美味しさから近年は高級魚として重宝され、ファンを増やしています。一度食べたら忘れられないツボ鯛の魅力・・・。染み出る脂のジューシィさと甘味。その脂の乗りは、「ほんとうに白身の魚なの!?」と驚くほどです。「海心」のツボ鯛は、とっても肉厚で大振り。なのに、身離れが良いから食べやすく、焼くだけで最高のおかずになります!漁場は、ツボ鯛・金目鯛などの高級魚が獲れる北西太平洋「天皇海山郡」。さらに加工の段階で目利きして選りすぐりました!まさにツボ鯛の中の最高級品!といえる逸品です。

海心のキンキの干物

高級魚の代名詞!パチパチしたたる上品な脂にとろける「きちじ」とも呼ばれる、高級魚の代名詞です。脂肪分が多いのに脂がサッパリとしていて、上品な旨みを味わえます。「吉事」とかけてお祝い事にも用いられる、おめでたい魚でもあります。最近は漁獲量が少なくなり、ますます貴重になっています。「海心」のキンキは、氷と暴風の海・厳海の北洋で捕れたものです。極寒の北の海で生まれ育ち、数年をかけて栄養を蓄えたその身は、焼くとパチパチ脂がしたたる最高の状態。ホクホクの白身を箸で摘まんで、ご飯と一緒に食べる・・・まさに至福のひと時を味わえます!!

海心の銀たらの干物

やわらかな身と繊細な甘味そして濃厚な旨みが広がる銀たらも、やはり高級魚として評判の高い魚です。良質な脂がのったやわらかな身をひと口食べると、繊細な甘味と濃厚な旨みが広がります。中でも、貴重なのが銀たらの「カマ」。一般にはめったに流通しないので、一部の魚通の人だけがこの美味しさを知っています。その味は、一度食べると、忘れられない極上の旨み。究極ともいえる「海心」の逸品です。

海心のカマの干物

魚通が最も食べたい部分・・・それがカマ!1匹の魚からわずか1対しかとれない貴重品です魚の「カマ」とは、魚の胸びれから腹びれにかけたところです。魚はいつもヒレを動かしているので、このヒレの付け根の肉が発達し、脂肪も蓄えられます。カマの部分は、魚通なら見逃せない「最も美味」とされている部分です。しかも、1匹の魚からわずか1対しか取れないのでとっても貴重なんです!とろける脂と身は、一味も二味も違う魚の魅力を体験できます。

海心のレビュー

  • 海心 海味心(うみごころ)Bセット 塩加減が抜群です。
    特にカマ。キンキも、銀タラも、肉厚でふっくらしていて、骨までしゃぶりたいほどです。
    ツボ鯛とキンキの開きも、塩加減が素晴らしい!
    薄味なのですが、お醤油をほんのちょっとたらすだけで、ものすごくおいしくなります。塩分の取り過ぎに気をつけたい人にはぴったりです。
    みずみずしい脂もたっぷりで、新鮮なうちに加工しているのが分かります。
    『塩釜の名物』になる日も近い気がします。
    かおる 2011/10/15